体内に蓄積された、ビタミンB群、ミネラル、アミノ酸等の栄養素が不足することで、より環境汚染物質にさらされる可能性が高まります。
デトックスとは、解毒を意味しています。
・リノール酸などの炎症を誘発する脂質の多い食事は、汚染物質の毒性を悪化させる可能性があります。
・健康的な栄養摂取により、炎症を誘発する汚染物質の毒性を減少する助けになります。
・生理活性や抗炎症性の食品成分が豊富な食事は、炎症を軽減し毒素の排出を促進することも確認されています。
・健康的な栄養摂取により、環境汚染物質の身体への負担を減らすことができると考えられています。
1.タンパク質
2.脂質
☆3.野菜
☆4.果物
☆5.香辛料とハーブ
☆6.豆類
☆7.穀類
8.水分
1)白/黄褐色/茶色
2)赤色
3)オレンジ色
4)黄色
5)緑色
6)紫色/黒色/青色
1)白/黄褐色/茶色
摂取を推奨する食品:ナッツ、果物、野菜、豆類、香辛料、種子類、チョコレート、全粒穀物
より具体的には、ニンニク、玉ねぎ、エシャロットなどの硫黄を多く含む野菜やカリフラワー、キャベツなどのアブラナ科の野菜(ブロッコリー)があります。
2)赤色
赤い食品には、脳、心臓、肝臓、免疫系の保護に加えて、特定のがんの危険性を下げる可能性のある植物栄養素が含まれます。
最近よく聞く、善玉(HDL)コレステロールは、トマト等に含まれるリコピンを摂取することでを増加すると言われています。
そして、アントシアニンは赤紫色の野菜(紫芋・ナス)や果物(ブドウ・ブルーベリー)などに含まれます。
3)オレンジ色
オレンジ色の食品は、免疫系の働きを助け、がんや心臓病の危険性を下げて、目と皮膚の保護に役立つとされています。
濃いオレンジ色の果物と野菜に多く含まれる、バイオフラボノイド(柑橘系果物:ミカンやオレンジ等)やベータカロチン(にんじんやかぼちゃ、ホウレン草、春菊、グリンピース、あんず、マンゴー、干し柿)などに含まれます。
4)黄色
黄色の食品には、抗がん化合物と抗炎症化合物が含まれている可能性があり、脳、血管、眼、心臓、皮膚を保護する働きもあるとされています。
脂溶性のため体内に入るには、脂質が必要となります。
黄色の植物には、ルテイン(ほうれん草、小松菜、ヨモギ、アボカド、モロヘイヤ、ケール)やゼアキサンチン(パプリカやほうれん草、とうもろこし、パパイヤ)などに多く含まれます。
5)緑色
緑色の食品には抗がん化合物と抗炎症化合物が含まれ、脳、心臓、ホルモンの調節、血管、肝臓、皮膚を保護する可能性があると言われています。
緑色の食品には、フィトステロール(ブロッコリー、ピーナッツ、アーモンド、マカデミアナッツ、芽キャベツ、未精製植物油:ナッツ油、オリーブ油など)やカテキン(りんご、きいちご、さくらんぼ、ブラックベリー、ぶどう、梨、ソラマメ、チョコレート、小豆、大豆、抹茶、ココア)などに多く含まれます。
6)紫色/黒色/青色
紫色、黒色、青色の食品には、抗がんや抗炎症につながる可能性のある化合物が含まれており、脳、心臓、血管を保護する可能性があります。
紫色、黒色、青色の食品には、レスベラトロール・プテロスチルベン(ぶどう、ブルーベリー)や、フラバノール・フラバノン(緑茶、柑橘系果物)、アントシアニジン(紫サツマイモ、赤色の食品も同様)などに多く含まれます。